HDDがいきなり壊れるのを防ぐには?【一番注目すべきポイントがあります】
ハードディスク。SSDとか出てきてますけどまだまだ現役です。特に大容量になるとハードディスクの容量単価は心強いモノがあります。
ですがこのハードディスク、夏になると温度が上昇しやすくなるのが困りものです。
現在、私の内蔵ハードディスクの温度は「38度」です。高く思えるかもしれませんが、これは気にする必要がない温度です。
さらに50度を超える場合もあります。一応注意が必要ですが、通常使用している場合はそこまで心配する必要はありません。
感覚的には、手でハードディスクに触れても熱いと感じても、許容範囲内の場合が多いです。
だとしても温度が高いと故障しやすくなったり、変な動作をしたり劣化がかなり進んでしまったりといい事が何もありません。
例えばパソコンの動作が極端に遅くなったり、インターネットの表示が遅くなったりと影響が出てきます。
ハードディスクが過熱する原因は排気口にホコリが詰まっていることが多いです。
もし目に見えてホコリがある場合は掃除してあげましょう。ノートパソコンならファンが多く回ってたら持ち上げたり扇風機当てたりして冷やしてあげるのも手です。
そんな温度で変な動きをしたり壊れたりするハードディスク、状態を事前に知ることで突然の故障をそれなりに防ぐことができます。
その為にはツールを使います。
私は「CrystalDiskInfo」というツールで自分のパソコンのハードディスクの温度を確認しています。このツールはかなりオススメです。
他のツールでは温度の確認が難しかったり、使い勝手が悪かったりしますし、ほぼ標準と言えるレベルで使われてます。検索すると情報一杯出てきますし。
そして「CrystalDiskInfo」では色々な項目が表示されますが、以下の項目がチェックできれば突然の故障からは逃れられるでしょう。
しきい値が増えていない場合は心配する必要はありませんが、最も注目すべきは「Raw Value」という項目です。
もし「Pending Sectors」と「Reallocated Sectors」の「Raw Value」が短期間で増加している場合は、データを保存するセクタという所が壊れている事を示します。
これは代替処理済みのセクタ数で一応なんとかなった事が示されますが、その数は読み書きができないセクタが代替セクタに置き換えられたことを意味します。
つまり近い将来、読み書きできなくなる事を示しています。
また回復不能セクタ数の「Raw Value」が1以上になっている場合は、セクタが多すぎて代替セクタで対応できなくなり、被害が拡大していることを意味します。
回復不能セクタ数の「Raw Value」が1以上になっていないかを注意深くチェックする必要があります。
ですのでこれらの場合は、重要なデータのバックアップを取り、ハードディスクの交換を行ってください。