レノボ(IBM)製パソコンの捨て方や処分する方法 まとめ

2019-05-22ジャンル別の処分方法,メーカー別の処分方法IBM,パソコン,メーカー別,リサイクル,レノボ,処分,回収,捨て方,費用

パソコンを新しく買い換えたり、壊れたりした際に悩むのは古いパソコンの処分方法じゃないかなと思います。

今はパソコンを処分する場合、法律上「処分したい人がパソコンの製造メーカーに自分で直接リサイクルを依頼する」というとても面倒なシステムになりました。

さらに家庭で使っていた場合と、法人で使っていた場合とで処分方法が異なるというややこしさ。本当に勘弁して欲しいものです。

さらにメーカーも例えば下取りサービスとか買い換え優遇サービスといった買い換えを促す様なサービスも増えてきて、どうすればいいのかよく分からなくなってきました。

そこで今回はレノボ(IBM)製のパソコンを処分する場合、一体どんな方法があるのかをまとめてみたいと思います。

またメーカーリサイクル以外の一般的な方法を「パソコンの主な処分方法を挙げてみる」にまとめています。

家庭で使っていたパソコンの処分をレノボに依頼する場合

処分方法は2通り

レノボが行っているパソコンの処分方法は

  • 買い取り(ラクウルでのサービス)
  • 回収・リサイクル

の2通りになります。

買い取り(ラクウルでのサービス)

レノボの公式ショッピングサイト「レノボ・ショッピング」で購入した場合のオマケサービスみたいなものですね。

ビックカメラグループが運営している買取サービス「ラクウル」を利用するとお得になりますよ、という形なのでレノボが直接買い取ってくれるわけではありません。

レノボ・ショッピングで指定のパソコンを購入後、ラクウルへ買取を依頼する際に新しく購入したパソコンの納品書(コピー)を同梱すると査定額アップなどのサービスが受けられる仕組みです。

購入後2週間以内という時間制限を考えるとちょっと急かされる感じがなんともなぁと感じてしまいます。

ただそのままラクウルに出すより明らかに高くなるので、もしレノボ製のパソコンに買い換えを検討されている場合はぜひ活用されることをオススメします。

それとレノボはクーポンとかタイムセール等があるので結果として公式通販サイトが一番安くなる事が多いです。

そのあたりはメルマガで結構タイムリーに送られてきます。

回収・リサイクル

レノボにパソコンを回収・リサイクルを依頼する処分方法です。

またIBM製のパソコンはレノボが回収・リサイクルをします。

メーカーリサイクルの流れは「家庭系パソコンをリサイクルに出す場合」でまとめておりますのでよろしければどうぞ。

申込先のリンクは非常に分かりにくいです。トップ画面の検索窓から「リサイクル」と検索し、その結果からたどっていけばたどり着けると思います。

あまりに分かりにくいので直接申し込める様にリンクを以下に用意しました。

https://www.lenovo.com/jp/ja/services_warranty/recycle/application.html

またこのリサイクルを依頼するには下記の条件があります。

  • レノボ製のパソコン(IBM製も対象)である事(必須)
  • モデル名とシリアルナンバー(必須)
  • PCリサイクルマークが付いている事(任意)

この3つがそろっていれば無料でリサイクルを依頼できます。もしPCリサイクルマークの無いパソコンをリサイクルに出す場合は以下の税込料金が別途発生します。

デスクトップパソコン本体ノートパソコン本体3,300円
LCD(液晶)ディスプレイLCD(液晶)ディスプレイ一体型パソコン
CRT(ブラウン管)ディスプレイCRT(ブラウン管)ディスプレイ一体型パソコン4,400円
デスクトップパソコン本体+LCD(液晶)ディスプレイのセット6,600円
デスクトップパソコン本体+CRT(ブラウン管)ディスプレイのセット7,700円

レノボもhpやdell同様、リサイクルを受け付けたくない印象の方が強いです。海外企業は総じてこんな感じですね。

PCリサイクルリサイクルマークの申請可能

レノボはなぜかPCリサイクルリサイクルマークを貰う事ができます。

ただし以下の条件を満たした上でモデル名とシリアル番号を連絡する必要があります。

  • 個人のお客様がご家庭で使用する目的であること
  • 2003年10月以降にレノボかIBMから出荷されたパソコンであること

以下のフォームから申し込めばPCリサイクルマークを手に入れる事ができますが、果たして必要があるのかは果てしなく謎です。

https://service.lenovojp.com/recycle/WebOrder2.nsf/frecyclemark?openform

法人用パソコンの場合

リサイクルと下取りに対応

法人用パソコンの場合、リサイクルと下取りに対応しています。下取りは新しく2019年8月13日から始まりました。

リサイクルは「一般社団法人 パソコン3R推進協会」へ直接依頼する形になります。

[blogcard url="https://www.pc3rsupport.jp/pc3r_biz/action/top?m_cd=B17&newtab=true"]

なので直接レノボに依頼する形ではありません。お金は出してるから良いのかもしれませんが、受付位はしてくれてもいい気がします。

下取りについて

またレノボでも2019年8月13日より下取りサービスが開始されました。ただし条件が細かくあります。

この下取りサービスは「LenovoPRO」と言う法人専用サービスの会員向けに提供されています。会員登録はこちらからどうぞ。

また下取り依頼出来る会員は従業員300人以下の中小企業が電話で注文した場合のみと限定されています。

依頼出来るパソコンも

  • デスクトップPC・ノートPC・オールインワンPC(メーカー問わず)
  • 画面割れパーツ欠損が無いこと(ノートPCの場合はアダプター必須)
  • BIOS等のパスワードロックがされていないこと

と条件はありますが、1台でも年式や状態によらず無償引き取りまたは買い取りを行ってくれます。ただ買取の例で出されているのが

  • デスクトップPC Core i3 4世代:3,000円
  • デスクトップPC Core i5 4世代:4,000円
  • ノートPC Core i3 4世代:4,000円
  • ノートPC Core i5 4世代:5,000円

となっているので基本的には回収になると思います。また状態により価格が変動して固定ではないのがちょっと悲しい所です。また液晶モニター・アダプター・ケーブル・キーボード・マウス・HDDもPCと同時であれば無償で引き取ってくれるので整理するには便利かもしれません。

ちなみに梱包はユーザー側で行い、ヤマト運輸が回収に来る形です。

まとめ

レノボ製パソコンの処分方法をまとめると以下になります。

  • 基本的に処分は受け付けたくない
  • リサイクルの対象はレノボ製、IBM製パソコンのみ
  • 家庭用のパソコンはリサイクルのみ
  • 法人向けのパソコンはリサイクルと買取がある
  • PCリサイクルマークが無い場合は処分費がかかる
  • 2003年以降発売の家庭用のパソコンはPCリサイクルマークがもらえる

リサイクルについては他メーカーと比べても特に代わり映えしませんが、下取りを考えた場合は公式通販サイトを使う事になるかと思います。

公式通販サイトのセール通知メルマガは量がすごいので一度登録してみて欲しいなぁと思います。

この「メーカーにリサイクルを依頼する」以外の主な処分方法については「パソコンを処分する方法 主な処分方法について」で別途まとめていますのでよろしければどうぞ。

何かのご参考になれば幸いです。

photo credit: Ars Electronica Impressions of POSTCITY via photopin (license)