パソコンやモニター、プリンターを買い替えで手放したいとき、燃えるごみと同じ感覚で出せないのがやっかいです。自治体ではパソコンを回収していなかったり、周辺機器も品目ごとに出し方が細かく違ったりします。
そこで本記事では大阪府大阪市にお住まいの方を対象に、パソコンと関連機器の処分方法を品目別にまとめました。
結論から言うと、大阪市はリネットジャパンと連携しているので、パソコンを段ボールに詰めて宅配便で送る方法が最も手早くて費用もかかりません。
処分の前にデータ消去はお約束
パソコン本体やハードディスク、SSDなどの記憶媒体を含む物を処分する前に、必ずデータ消去を行いましょう。
メーカーリサイクルに出すときも、処分業者に依頼するときも、中古で売るときも、自分でデータを消すのが基本です。理由は重要度の判断は本人にしかできないから。流出した場合の責任も個人持ちになります(法人は契約に従う形)。
リネットジャパンのようにオプションでデータ消去まで任せられるサービスもあります(2026年時点で1台あたり税込3,498円)。自分で消すのが不安な場合は活用するのも手です。
大阪市でパソコンや液晶モニター等を処分する方法
大阪市は 「最大の辺または径が30cmを超えるかどうか」 で区分が決まるのが基本です。ここを先に押さえておくと、周辺機器の出し方で迷いません(2026年時点)。
- 30cmを超えるもの:粗大ごみ(事前申込+粗大ごみ処理手数料券)
- 30cm以下のもの:普通ごみ(週2回収集)
- 電気・電池で動く小型家電(投入口15cm×30cmに入るもの):小型家電回収ボックスも利用可
「1辺30cm」ではなく 「最大の辺または径が30cm」 で判定するので、細長い品物は棒状で1mを超える場合も粗大ごみになります。詳しい区分は大阪市 粗大ごみの収集についてで確認してください。
パソコンと液晶モニターだけはこの区分の外で、法律に基づくメーカーリサイクルの扱いになります。順に整理します。
大阪市でパソコンを処分する方法
粗大ごみとしては出せません。資源有効利用促進法により、家庭から出るパソコンは製造メーカーがリサイクルする義務があります。大阪市も、家庭系パソコンは市収集の対象外と案内しており、メーカー回収・拠点回収・宅配回収・家電量販店回収の4通りを紹介しています。
- PCリサイクルマークが付いていれば送料含めて無料
- マークがない・撤退済み海外メーカーの場合は有料、または「パソコン3R推進協会」に問い合わせ
2003年10月より前に購入したパソコンはマークが付いていないことが多く、その場合はメーカーの定める回収料金がかかります。詳しくは大阪市 パソコンをリサイクル回収していますを参照してください。
家庭用と事業用で運用が違うので、それぞれの詳細は家庭用パソコンをリサイクルに出す場合と事業用パソコンをリサイクルに出す場合にまとめています。
ただ実際にやってみると、メーカーリサイクルは申込先がメーカーごとに違って手間です。大阪市はリネットジャパンと連携協定を結んでいるので、パソコンを1台でも含めて段ボールに詰めて宅配便で送れば、1箱分の送料が無料になります。自作パソコンも回収対象です。
主な条件は次のとおり(2026年時点)。
- パソコン本体を含めば1箱分の送料が無料
- 箱のサイズは3辺合計140cm・重量20kg以内
- データ消去ソフトは無料配布、業者消去は1台税込3,498円
- 壊れていてもOK
投入口サイズ(15cm×30cm)に収まる小さなタブレットや薄型ノートなら、市内42か所の小型家電回収ボックスに無料で入れる手もあります。ただし通常サイズのノートパソコンは投入口に入らないことが多いので、宅配回収のほうが現実的です。
申込方法の流れはリネットジャパンでパソコン処分にまとめています。
メーカーリサイクルやリネットジャパン以外の選択肢(買取に出す、譲るなど)はパソコンの主な処分方法を挙げてみるにまとめています。
大阪市で液晶モニターを処分する方法
液晶モニターも昔のCRTも、法律上はメーカーリサイクルになります。粗大ごみでは出せません。
- PCリサイクルマーク付き:送料込みで無料
- マークなし:メーカーごとの所定の料金(数千円)
リネットジャパンならパソコンと同梱するとモニターも無料です。ただし24インチ以上は3辺140cmを超えやすいので、その場合はメーカーリサイクルが現実的です。
モニター単品で発売から数年以内・フルHD以上なら、リサイクルに出す前にパソコン用のCRTや液晶モニターを処分する方法で買取相場も確認してみてください。
大阪市でプリンターを処分する方法
粗大ごみで出せます。大阪市の手数料は 粗大ごみ処理手数料券 で支払う方式です。200円・400円・700円・1,000円の4種類の券を組み合わせて支払います。プリンターは幅・奥行き・高さの合計で料金が決まり、概ね200円〜1,000円のレンジに収まりますが、正確な金額は大阪市 粗大ごみ処理手数料一覧表で必ず確認してください。
リネットジャパンの段ボール(3辺140cm・20kg以内)に収まるプリンターなら、パソコンと同梱して無料で出すこともできます。
大阪市でパソコン用キーボードを処分する方法
パソコンの標準付属品として扱われるので、パソコン本体と一緒にメーカー回収・宅配回収に出すのが基本です。単独で捨てる場合、幅30cmを超えるフルサイズキーボードは粗大ごみ(粗大ごみ処理手数料券、200円が目安)、幅30cm以下のミニキーボードなら普通ごみまたは小型家電回収ボックスに出せます。
ただし手数料を払って捨てる前に、FILCO・Logicool・東プレ・Majestouch・HHKBなどのメカニカル系であれば、ヤフオク・メルカリで数千円〜になることが珍しくありません。オークファンなどで相場を見ておくのがオススメです。
リネットジャパンに送る段ボールに余裕があれば、こちらも同梱して無料処分が可能です。
大阪市でワープロを処分する方法
粗大ごみで出せます(粗大ごみ処理手数料券、200円〜1,000円)。
基本的には粗大ごみに出す前提でよいでしょう。一部マニア向けに値段が付く機種もありますが、ちゃんとした買取先を探す手間を考えると割に合わないことが多いです。
大阪市で外付ハードディスク等のPCパーツを処分する方法
大阪市の場合、最大の辺または径で処分区分が変わります。
- 30cmを超える:粗大ごみ(粗大ごみ処理手数料券)
- 30cm以下:普通ごみ、または小型家電回収ボックス(投入口15cm×30cmに入るもの)
PCケース・ビデオカード・マザーボード・メモリといったパーツ類は、樹脂中心でも金属部品を含むので普通ごみか粗大ごみのどちらかです。外付けハードディスクなら通常は普通ごみに該当します。
ただしHDD・SSDはデータ消去または物理破壊を済ませてから出してください。 自治体ごみは中身が見える可能性があるので、データ流出が一番起きやすい捨て方です。
おまけ:PCパーツは売ることも考えよう
PCパーツが可動品なら、捨てる前に「じゃんぱら」などの専門店に売却するのがオススメです。総合リサイクルショップは相場が低い傾向があるので、専門店のほうが値段が付きやすいです。
買取は概ね発売から3年以内が目安で、5年を超えると値段が付かないことが増えてきます。10年前の自作パソコンならパーツ単品でほぼ値が付かないので、まるごとリネットジャパンに出してしまうのが一番ラクです。パソコンを1台含めれば自作PCもパーツ類も同梱無料で送れます。
大阪市で小型電子機器を処分する方法
ICレコーダーやデジカメなどは普通ごみで出せますが、市内に設置された 小型家電回収ボックス に入れる方法もあります。投入口は15cm×30cm以下です。
主な設置場所(2026年時点):
| 区分 | 施設名 |
|---|---|
| 市役所 | 大阪市役所(北区中之島1丁目) |
| 区役所 | 24区の各区役所 |
| 区役所出張所 | 桜島出張所・茨田大宮出張所など各区の出張所 |
| 環境事業センター | 東北・中部・西北・南部・住之江ほか市内の各センター |
| 環境局 | 大阪市環境局本庁(環境事業部) |
| 大阪府庁 | 中央区大手前2丁目 |
市内42か所に設置されています(2026年時点)。利用時間は各施設の開庁時間中で、袋には入れずそのまま投入します。最新リストは大阪市 使用済小型家電をリサイクル回収していますを確認してください。
回収対象はスマートフォン・パソコン(タブレット含む)・電話機・ラジオ・デジタルカメラ・ビデオカメラ・ポータブル音楽プレーヤー・ICレコーダー・ヘアドライヤー・電卓・電子辞書・カーナビ・携帯ゲーム機・時計・ACアダプター・ケーブル・充電器などの24品目とその付属品です。
使用済インクカートリッジの処分方法
家電量販店のメーカー回収ボックス、またはプラスチックごみで出すのが基本ですが、大阪市はインクカートリッジ里帰りプロジェクトに参加しており、区役所や図書館などにも回収ボックスが置かれています。
対象は ブラザー・キヤノン・エプソン・HP の4社の純正カートリッジです(2026年時点)。トナーカートリッジやインクボトルは対象外で、家庭から出たものに限られます。
主な回収場所:
- 各区役所
- 一部の区民センター
- 図書館
- その他の公共施設
- 一部のスーパーマーケット
最新情報は大阪市 インクカートリッジの拠点回収またはインクカートリッジ里帰りプロジェクト公式サイトを参照してください。
大阪市で粗大ごみを出す手順
プリンターやワープロを粗大ごみで出す場合、大阪市では申込が先で、当日いきなり出すことはできません。手順を整理します。
大阪市で粗大ごみを申し込む方法
- インターネット受付:大阪市粗大ごみ収集受付システム(24時間365日・12月29日〜1月3日を除く)
- チャットボット受付:24時間対応(一部品目を除く)
- 電話受付:0120-79-0053(通話料無料。携帯・スマホは 06-6530-1530)/月〜土 9:00〜17:00(日祝・年末年始は休み)
- FAX・はがき受付:聴覚・言語障害のある方向け
収集日は申込から概ね1〜2週間後が目安です(2026年時点)。買い替えで引き取り日が決まっている場合は、早めに申し込んでおくのが無難です。インターネット申込ではクレジットカード・PayPay・au PAY・d払いのキャッシュレス決済も選べます。
大阪市で粗大ごみの手数料を払う方法
大阪市は 粗大ごみ処理手数料券 で支払います。200円・400円・700円・1,000円の4種類の券を組み合わせて支払います。
券は「粗大ごみ処理手数料券取扱店」のオレンジ色のステッカーが表示されている市内のコンビニ(セブンイレブン・ファミリーマート・ローソンなど)・スーパー・薬局などで購入できます。
申込時に案内された金額ぶんを用意し、氏名または受付番号を書いて品物の見えるところに貼ってから、指定日の朝8:30までに出します。券は買い戻しできないので、金額が確定してから購入してください。 インターネット申込でキャッシュレス決済を選んだ場合は、券の購入自体が不要です。
大阪市で粗大ごみを直接持ち込む方法
大阪市は区ごとに担当の処理施設が決まっており、市内5か所の焼却工場で家庭系粗大ごみの自己搬入を受け付けています。料金は 10kgごとに90円 の現金払いで、収集より安く済みます。
| 施設名 | 担当区 | 電話番号 | 受付時間 | 予約 |
|---|---|---|---|---|
| 西淀工場 | 北・中央・西・港・西淀川・淀川 | 06-6472-3000 | 火〜金 9:00〜11:00/13:00〜15:00 | 前日までに電話 |
| 舞洲工場 | 福島・此花 | 06-6463-4153 | 火〜金 9:00〜11:00/13:00〜15:00 | 前日までに電話 |
| 平野工場 | 天王寺・東成・生野・阿倍野・東住吉・平野 | 06-6707-3753 | 火〜金 9:00〜11:00/13:00〜15:00 | 前日までに電話 |
| 東淀工場 | 都島・東淀川・旭・城東・鶴見 | 06-6327-4541 | 火〜金 9:00〜11:00/13:00〜15:00 | 前日までに電話 |
| 住之江工場 | 大正・浪速・住之江・住吉・西成 | 06-6686-8000 | 火〜金 9:00〜11:00/13:00〜15:00 | 前日までに電話 |
予約は搬入希望日の前日までに、お住まいの区を担当する処理施設に電話(月〜金 9:00〜12:00/13:00〜16:00・祝日と年末年始を除く)で行います。詳細は大阪市 ごみの持込みで確認してください。
持ち込みは収集を待たずに済み、料金も収集より安く設定されています。ただし車が必要で、可燃性ごみと不燃性ごみは同じ日に混載できないので注意してください。
パソコンとモニターは粗大ごみではないので、持ち込みでも受け付けてもらえません。 リネットジャパンかメーカーリサイクルに回してください。
近隣の状況
大阪市と同じく、大阪府内では堺市・池田市・茨木市・和泉市・門真市などがリネットジャパンと連携しています(大阪府内の連携自治体は順次記事化予定)。
参考として、他の政令指定都市の記事はこちら:
大阪府内・関西の各自治体の細かい料金や手続きは、記事公開後にリンクを追加していきます。
大阪市での処分方法まとめ
自治体ルールでの分類は次のとおり。
- パソコン本体:メーカーリサイクル(粗大ごみ不可)
- 液晶モニター:メーカーリサイクル(粗大ごみ不可)
- プリンター類:粗大ごみ(粗大ごみ処理手数料券、200円〜1,000円)
- PCパーツ:30cm超えは粗大ごみ、30cm以下は普通ごみまたは小型家電回収ボックス
- 小型電子機器:普通ごみ または 小型家電回収ボックス(投入口15cm×30cm)
ただ実用面では 大阪市民はリネットジャパンに段ボール1箱でまとめて送るのが最も手間がかかりません。送料無料・サイズ140cm/20kg以内・パソコン1台含めば自作PCやモニター・周辺機器も同梱可能、データ消去オプションも用意されています。
申込方法を詳しく見たい場合はリネットジャパンでパソコン処分を参考にしてください。
買取に出す・人に譲るなど他の選択肢もありますが、買取拒否のリスクや手間を考慮すると、
- 発売から3年以内:買取業者
- 3年を超える・面倒に感じる:リネットジャパンや粗大ごみ
の使い分けが現実的です。
よくある質問(FAQ)
Q. 大阪市はパソコンを粗大ごみで出せる?
出せません。資源有効利用促進法によりメーカーリサイクル(または認定事業者の回収)に出す決まりです。大阪市はリネットジャパンと連携協定を結んでおり、宅配便で1箱無料が一番手軽です。
Q. 大阪市の粗大ごみは何cm以上?
最大の辺または径が30cmを超えるもの、または棒状で1mを超えるものが粗大ごみです。それ以下は普通ごみで出せます。
Q. リネットジャパンの送料は本当に無料?
パソコン本体(1台以上)を含む場合、1箱分の送料が無料です。2箱目以降は通常料金がかかります。サイズは3辺140cm・20kg以内が条件です。
Q. データ消去は誰が責任を持つ?
個人の場合は基本的に持ち主の責任です。リネットジャパンに任せる場合は税込3,498円/台の有料オプションがあり、消去証明書も発行されます。自分で消したい場合は無料の消去ソフトも配布されています。
Q. 自作パソコンはリネットジャパンに出せる?
出せます。自作PCも回収対象で、パソコン1台に該当する扱いです。同梱でパーツ類や周辺機器もまとめて処分できます。
Q. 大阪市の粗大ごみは申込なしで出せる?
出せません。事前申込が必要で、収集日は申込から概ね1〜2週間後が目安です。申込前に手数料券を用意すると金額が合わないことがあるので、金額が確定してから購入してください。インターネット申込ならキャッシュレス決済も選べて券の購入自体が不要です。
各情報は最終確認日(2026-08-15)時点の内容です。料金や手続きは変更されることがあるので、正式な処分前は大阪市公式とリネットジャパン公式で最新情報を確認してください。