【パソコン初心者講座】パソコンのスペック表に書いてある「メモリ」「HDD」「SSD」の「GB」はこんな意味です
初めてパソコンを買おうとしたらまず性能を比較すると思うんですよ。
性能比較しようとしても「メモリ2GB」とか「SSD240GB」「HDD320GB」みたいな英数字が並んでてよくわからないと思うんです。
私自身、最初はこれらの意味が全くわかりませんでした。
「メモリってなに?」「GBって?」「数字の意味は?」という感じで用語が何を示してるのか全く分からないって感じなんですよね。
今回はその違いを端的に分かりやすくすると
- メモリ:パソコンの作業場
- SSD/HDD:パソコンの保管庫
という意味になります。これらを順番に見ていきますね。
メモリについて
ざっくりですが。メモリとは、作業するため一時的に使う場所になります。
もう少し細かく言うと、パソコンが処理するためのデータを一時的に置くための部品です。この「メモリ」の項目に書かれている「GB」がサイズを示します。
このメモリを作業用のテーブルとしてみます。
作業用に用意したテーブルが小さい場合、本とかノートとかを色々広げて置くことができません。もし広げようと思っても場所がないので都度片付けて、再度広げて……と面倒くさいことになります。
実際に作業する場合も狭いところで作業してるとイライラしてくるアレです。パソコンでも同じ様なことが起きるんですよ。
なので逆に作業場所は広いと物が置きやすくなるので作業もしやすくなり、作業速度も早くなります。
この作業するスペースのことを「メモリ」と呼んでいます。
店頭に並ぶパソコンのメモリは多ければ価格も上がりますが動作も快適なので、どちらを取るかは検討次第です。
GBについて
ここまで散々出てきた「GB」についてです。
「GB」は「ギガバイト」と読みます。
単位は「B(バイト)」でデータ量あるいは情報量の単位になります。それが大きくなっていくと「GB(ギガバイト)」となります。
例えば長さの単位「ミリメートル」が長くなると「センチメートル」「メートル」と変わっていくのと様な感じです。
具体的な大きさは大体こんな感じになります。
単位 | 大きさ |
B(バイト) | 1(としておきます) |
KB(キロバイト) | バイトの1000 (= 103)倍 |
MB(メガバイト) | バイトの百万(= 106)倍 |
GB(ギガバイト) | バイトの十億(= 109)倍 |
つまり(当たり前ですが)単位が大きくて、数字が大きければその分扱えるデータ量が大きくなる、という事になります。
SSD/HDD について
次はSSD/HDDについてです。
SSD/HDD とは、データの保存するための部品です。データ倉庫みたいなものです。
倉庫みたいなものなので、サイズが大きければ大きいほど保存できる量が増えるわけです。
それとHDD限定ですが「5400rpm」とか「7200rpm」、ものによっては「10,000rpm」という表示が書かれていることがあります。
これはハードディスクの中に入っているディスクの1分間当たりの回転数を意味しています。車のタコメーターと同じ単位ですね。あれもエンジンがどれくらい回っているか、を示すものです。
数字が高いほど回転数が高いのでデータの保存処理が早くなります。ですが早いと価格も上がりますし、消費電力や発熱が増えたりするので目的により使い分けることになります。
ここで注意いただきたいのは「GB」と「rpm」だと
「HDD/5,200rpm/320GB」は「320GB保存できて、1分間当たり5,200回転するハードディスク」という意味
なので容量と速度という違うものを示していることです。
どちらも大きいほうがいいですが、優先するなら容量の「GB」になります。
もし速度を優先するHDDではなくSSDを選ぶべきだからです。いくらrmpが速くてもHDDはSSDに勝てませんので……
おわりに
とてもざっくりとした説明ですがこれで大体の意味は理解いただけたのではないでしょうか。
もしだめならコメントください。加筆します。
別の項目についてや、もっと細かいことはまた場所を改めたいと思います。