パソコンを処分しようと検索すると、「送ってください、送料無料」という宅配タイプの業者ばかり出てきます。手軽ではあるのですが、大きなパソコンを段ボールに詰める作業はやっかいですし、知らない業者に住所と名前を伝えるのが気になる方もいます。
そこで本記事では、主な家電量販店の店頭にパソコンを直接持ち込んで処分できるのかを、5社ぶん調べてまとめました。
結論から言うと、店頭持ち込みで完結して周辺機器もまとめて出せるのはエディオンとケーズデンキの2社です。 ただしどちらもデータ消去はしてくれないので、消去まで任せたい場合は宅配回収のほうが現実的です。
家電量販店5社の持ち込み対応まとめ
対応は各社でかなり違います。まず全体を一覧にすると次のとおりです(2026年時点)。
| 家電量販店 | 店頭持ち込み | パソコン本体 | モニター |
|---|---|---|---|
| ケーズデンキ | ○(店頭のみ) | 無料 | 有料 |
| エディオン | ○ | 無料 | 23型以下は無料/24型以上は4,400円 |
| ビックカメラグループ | ×(宅配のみ) | 1箱1,958円 | 同梱可(1箱の料金内) |
| ヤマダ電機 | △(回収ボックス) | 無料(投入口に入るサイズのみ) | 投入口に入らないものは不可 |
| ノジマ | △(下取りのみ) | 購入時のみ・モバイル会員限定 | 同上 |
料金や条件は変わることがあるので、持ち込む前に必ず店舗へ直接確認してください。 以下、順に見ていきます。
ケーズデンキで処分する方法
ケーズデンキは店頭での回収のみを行っています。宅配での受付がないぶん、「直接持ち込みたい」という目的にはむしろ合っています。
パソコン本体は無料ですが、PCモニターの回収は有料です。全部が無料になるわけではないので注意してください。
またケーズデンキはデータ消去サービスを行っていません。持ち込む前に自分で消去を済ませておく必要があります。詳しくは家電リサイクル - ケーズデンキを確認してください。
エディオンで処分する方法
エディオンも店頭での回収を行っています。電気・電池で動く28商品分類・100品目以上が対象なので、パソコン以外もまとめて持ち込めるのが強みです。
料金は次のとおり(2026年時点)。
- パソコン(本体のみ):無料
- 液晶・プラズマディスプレイモニター(23型以下):無料
- ディスプレイモニター(24型以上):4,400円(税込)
23型以下のモニターが無料になったのが大きい点です。 以前は小型モニターも有料でしたが、現在は本体と同じく無料で引き取ってもらえます。
回収した機器はイー・アール・ジャパンが再資源化を行います。データ消去についての記載はないので、こちらも自分で消してから持ち込んでください。最新の対象品目と料金は小型家電リサイクル - エディオンで確認してください。
ビックカメラグループで処分する方法
店頭での受付はなく、宅配のみです。ビックカメラ.comで利用券を買い、佐川急便が玄関先まで回収に来ます。
- 料金:1箱1,958円(税込)
- 箱のサイズ:3辺合計160cm・30kg以内
- データ消去:オプション1台3,498円(税込)、Blanccoによる消去で証明書も発行
ここで知っておきたいのが、このサービスを提供しているのはリネットジャパンリサイクルだという点です。ビックカメラグループと提携した同社が回収を担当しています。
つまり中身は同じ事業者なので、パソコン本体を1台でも含めるなら、リネットジャパンに直接申し込んだほうが1箱ぶんの送料が無料になります。データ消去のオプション料金も同じ3,498円です。ビックカメラの利用券が必要になるのは、パソコンを含まない小型家電だけを出したいときくらいです。
なお3辺160cmという条件は一見余裕がありそうですが、デスクトップパソコン1台でおおむね3辺130cm・12kgほどの荷姿になります。21インチのワイド液晶モニターを同梱するのは物理的に難しく、実際にはパソコン1台と細かい周辺機器が限界と考えておくのが無難です。
詳細はパソコン・小型家電リサイクル - ビックカメラグループを確認してください。
ヤマダ電機で処分する方法
ヤマダ電機の店舗には小型家電リサイクル法にもとづく回収ボックスが置かれていて、申込不要・無料で投函できます。ただし投入口に入るサイズのものだけが対象なので、デスクトップ本体やモニターは持ち込めません。
ノートパソコンでも厚みのある機種は入らないことがあります。事前に店舗へ確認してから向かうのが無難です。
投函するタイプなので、当然データ消去は自己責任です。ポイントの付与もありません。データ消去まで任せたい場合は、店頭ではなく宅配回収を選ぶことになります。
ノジマで処分する方法
ノジマは処分だけの回収は行っていません。 同等商品を購入した場合に限り、モバイル会員向けに購入数と同じ数まで無料で引き取ってもらえます。
また店頭ではモバイル会員限定で、ノジマスーパーポイントでの買取も行っています。処分目的で立ち寄る先というよりは、買い替えのついでに使うサービスと考えるのが実態に近いです。
詳細はサポート・お問い合わせ - ノジマを確認してください。
結論:持ち込みならエディオン、消去まで任せるなら宅配
店頭に持ち込んで完結させたいなら、周辺機器もまとめて出せるエディオンが一番手間がかかりません。 23型以下のモニターまで無料になったので、パソコンとモニターをセットで持ち込めるのが利点です。ケーズデンキも本体は無料ですが、モニターが有料になります。
一方でどの家電量販店も、データ消去までは面倒を見てくれません。HDD・SSDのデータ消去は持ち込む前に自分で済ませてください。 消去の手順はパソコンの処分時にハードディスクやSSDのデータを消去する方法にまとめています。
消去まで任せたい場合や、車が使えず店舗まで運べない場合は、宅配回収のほうが現実的です。処分業者を選ぶときは次の点を確認してください。
- 会社概要に住所や電話番号がきちんと書かれていること
- 社内の画像や環境、代表者の顔が掲載されていること
- 古物商許可が表記されていること
- データ消去の方法やパソコンの処分の流れを明示していること
- プライバシーマーク認定を受けていること
リネットジャパンはこれらに加えて国の認定事業者であり、自治体とも連携しています。回収は佐川急便が担当します。具体的な手続きはリネットジャパンでパソコン処分に、実際に申し込んだときの流れをまとめています。
メーカーリサイクルや買取など他の選択肢はパソコンの主な処分方法を挙げてみるにまとめています。
各情報は最終確認日(2026-08-31)時点の内容です。料金や手続きは変更されることがあるので、正式な処分前は各家電量販店公式とリネットジャパン公式で最新情報を確認してください。