NEC製パソコンの捨て方やリサイクル等で処分する方法 まとめ
新しくパソコンを買ったり、壊れたりしたら何かしらの方法で処分する必要が出てきます。
「パソコンを処分する方法」もパソコンが出始めた頃なら粗大ゴミですが、今では法律により販売メーカーによるリサイクルが義務づけられています。
ですが最近ではリサイクル以外にも業者による回収やら買取やら、色々な方法があります。
メーカーも店頭販売だけではなく、自社サイトで直接販売をする様になってからメーカー独自のサービスを色々と実施する様になっています。
そこで今回はNEC製のパソコンを処分する場合、一体どんな方法があるのかをまとめてみたいと思います。
そのパソコンは家庭系?事業系?
もう既に「家庭系」とか「事業系」とか謎な単語が出てますが、ザックリ言い切ってしまうと
- 自宅などで使う為に個人が購入、使用していたパソコンは「家庭系パソコン」
- 会社などで使う為に法人が購入、使用していたパソコンは「事業系パソコン」
となります。一応の説明や細かいアイテムのくくりとかはこちらでまとめてますので気になった方はどうぞ。
もう一度繰り返しますが、個人が買ったら「家庭系パソコン」、法人が買ったら「事業系パソコン」と理解して頂くのがわかりやすいかと思います。
この区分けによって処分方法が変わるので結構大切な区分けだったりします。
まずはNEC製の「家庭系パソコン」を処分する方法についてです。
家庭系パソコンの場合
NECに依頼できる処分方法は3つほど
NECに依頼できる処分方法は以下の3つです。
- 回収・リサイクル
- 買い取りサービス
- PC買い換えサービス
ちょっとだけ注意が必要なのは3の「PC買い換えサービス」です。メーカー直販サイト「NECダイレクト」が関連してきます。
とりあえず1から順番に見ていきたいと思います。
回収・リサイクル
1の「回収・リサイクル」は義務づけられたメーカーによるリサイクルになります。
このメーカーリサイクル、イメージとしてはは粗大ゴミとしてメーカーに出す様な感じですね。なのでメーカーに依頼して、確認取れたらパソコン送って、と言う流れになっています。
法律で定められた方法ですが、手間はかかるし時間も1週間以上かかる上、パソコン以外は対象外と使い勝手がイマイチなので周囲の人にはあまりオススメしてません。
またこのリサイクルはそのメーカーが発売したパソコンが対象です。他社製は申し込めませんし、申し込み時には型番と製造番号の記載も必要です。
一応申込フォームはこちらです。
メーカーリサイクルの具体的な手続き方法や流れは「パソコンを処分する方法 家庭用パソコンについて」にまとめてますのでよろしければどうぞ。
買い取りサービス
NECによる、NEC製パソコン限定の通信買い取りサービスです。
買い取り対象になるパソコンは 2014年1月以降に発売されたLAVIE(VALUESTAR / LaVie)が対象になります。
まぁ「NEC製パソコン限定の通信買取」としか言い様がないのですが、メーカー直の買取だからの安心感はあると思います。
ですがNECダイレクトで買わない場合は査定の増額も無く、引き取り配送料も有料です。さらにソフマップの方が査定額が高く設定されている事が多くありました。
もっと言えば査定申込時に型番と製造番号が必須だったり、ネット上で申し込み出来るくせに査定結果は郵送、買取承諾書と譲渡証明書も郵送、と手間がかかります。
高く売るならソフマップ、NECダイレクトで買うなら「PC買い換えサービス」を使う方がいいです。正直メリットを感じませんし、どうやっても積極的に使う理由が思いつきませんでした。
PC買い換えサービス
NECダイレクトでパソコン購入した人限定のサービスになります。
買った後60日以内に古いパソコンの買い取り依頼をし、買取が成立するかリサイクルを依頼するとNECダイレクト用のポイントももらえるサービスです。
まず買い換えの場合、引き取り配送料が無料になりポイント3,000ptがもらえます。
そしてNEC製パソコンなら買取額の増額キャンペーンを定期的にやってます。さらに2014年1月以降に発売された特定機種の場合はNECダイレクト用のポイントを追加でプレゼントもしています。
さらに買い取りサービスと大きく異なるのは「他社製のパソコンでも対象になる」事です。ソフマップの買い取りになりますが、それでも買い換えならポイントが付与されます。
もしNEC製のパソコンを使い続けるのであれば、このPC買い換えサービスをありきでNECダイレクトを使い続けるのがよいでしょう。
NECダイレクトのメリット
散々名前の出てきたNECダイレクトはNECが運営しているメーカー直販サイトになります。メーカー直販を使うメリットは絶対的な価格よりもこんな理由があげられます。
- カスタマイズが出来る(特にHDD→SDDの変更のメリットは大)
- 安価なアウトレット品が出ている場合がある
- 法人モデルも購入可能
- メーカー保証のある中古パソコンを販売している
一番のメリットはカスタマイズ出来る事です。メモリ増設程度ならさておき、HDDからSSDに載せ替えるのは半日近く時間がかかりますし、最悪Windowsが起動しない場合も出てきます。
そういったトラブルや手間暇も考えると、最初から好きな構成にできるのは相当な時短ですし、メリットといえるでしょう。
またタイミングに寄りますが、アウトレット品もよく発売していますし法人モデルも購入可能です。
法人モデルはリサイクルが無い代わりに若干安価ですし、余計なソフトが入っていないと言うメリットもありますので家庭で使う用途でも検討して良いと思います。
過去には法人モデルはコンデンサが高寿命品だったり、設計やパーツからして違っている事があったりしたのでそういう観点もありかもしれません。
それとNECダイレクトでは安価なアウトレット品が出てくるのでたまに見てますが、いい値段付けてくるのでいつも買うかどうするか悩んでます。
他にもメーカー整備済の中古品を販売している事がたまにあります。メーカー保証のある中古なので、価格とスペックが納得できるなら十分選択肢だと思います。
事業系パソコンの処分方法
集荷と持ち込みの両方対応
法人で使っていた事業系パソコンの場合、処分方法はリサイクルのみになります。
ただしリサイクルへ出すのに、メーカーに集荷依頼する方法と指定の拠点へ持ち込む方法の2通りが選べます。
ちなみにPCリサイクルマークが付いていれば無償、無ければ費用は都度見積です。またリサイクルの対象はNEC製パソコンのみです。もし他メーカーが混ざっている場合は事前の問い合わせが必要になります。
リサイクルの依頼、見積はFAXでの申込のみになります。依頼するFAX用紙には処分したい機材の型番と数量を手で書いて申し込む事になります。
個人的には申し込みが手書きの時点で申し込むのはかなり面倒です。それならリネットジャパンと言う処分業者に依頼する方が楽だと思いました。佐川急便が集荷に来てくれますし。
ちなみにNECの事業系パソコンのリサイクルについてはこちらから申し込めます。
法人向けIT機器 回収・再資源化サービス
https://www.nittsu-necl.co.jp/service/others/recycle.html
その他保守などを行っているNECフィールディングという法人もあり、そちらに処分を依頼する事も可能です。ですが細かい説明はないので、保守契約している所向けのサービスと考えた方が良さそうです。
まとめ
NEC製パソコンの処分方法をまとめると以下になります。
- 対象は基本的にNEC製パソコンのみ
- 家庭系パソコンはリサイクル、買い取り、PC買い換えサービスの3パターンある
- 事業系パソコンはリサイクルのみで回収か持込か選べる
まとめながら思いましたが、流石NECというか。お役所仕事感が漂ってます。
買い取りは安めな上に送料取られますし、リサイクル等の依頼は手間がかかりますし。
最軽量クラスのモバイルノート等良い機種はありますし、サポートなど考えると買うにはいいメーカーだと思います。なので2014年以降の機種からNEC製のパソコンに買い直すならNECダイレクトで買った後にPC買い換えサービスの利用をオススメします。
それ以前の機種でリサイクル前提だったり、とにかくいらないから処分したい場合でしたら個人的によく使ってるリネットジャパンに依頼する事をオススメします。
具体的な手続きについては「リネットジャパンでパソコン処分」にて実際に申し込んだ際の流れをまとめています。
その他の処分方法については「パソコンを処分する方法 主な処分方法について」でまとめていますのでよろしければどうぞ。
何かのご参考になれば幸いです。
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