パソコンを買い替えで手放したいとき、燃えるごみと同じ感覚で出せないのがやっかいです。法律でメーカーリサイクルが義務づけられていて、家庭用と事業用でも申込先や費用が変わってきます。
そこで本記事では富士通製パソコン(FMVなど)の処分方法を、メーカー公式のサービスと無料宅配回収サービスの両面でまとめました。結論から言うと、次も富士通製に買い替えるなら公式の買取サービスとFMVショップ、それ以外・古い機種や処分だけが目的ならリネットジャパンに段ボールで送る方法が最も手早くて費用もかかりません。
処分の前にデータ消去はお約束
パソコン本体やハードディスク、SSDなどの記憶媒体を含む物を処分する前に、必ずデータ消去を行いましょう。
メーカーリサイクルに出すときも、処分業者に依頼するときも、中古で売るときも、自分でデータを消すのが基本です。流出した場合の責任は個人持ちになります(法人は契約に従う形)。
リネットジャパンのようにオプションでデータ消去まで任せられるサービスもあります(2026年時点で1台あたり税込3,498円)。自分で消すのが不安な場合は活用するのも手です。
家庭用パソコンを富士通で処分する方法
富士通に依頼できる家庭用パソコンの処分方法は次の2つです。
- 買い取りサービス
- 回収・リサイクル
順に見ていきます。
買い取りサービス
富士通の窓口を通じて「デジタルリユース株式会社」が通信買取を行うサービスです。支払いは現金で、オマケに公式通販サイト「FMVショップ」のクーポンがもらえます。
次も富士通製に買い替えるなら、この買取サービスとFMVショップを組み合わせるのが現実的です。公式通販には次のようなメリットがあります。
- メモリやSSD増量などのカスタマイズができる
- 安価なアウトレット品が出ていることがある(結構出ている)
- 個人でも法人モデルを購入できる
特にカスタマイズは大きなメリットです。メモリ増設やSSD換装は自分でもできますが、規格選びや動作確認の手間があり、最悪パソコンを壊すリスクもあります。最初から希望のスペックで届くほうが安心でラクです。
ノートパソコンの天板に好きな画像を印刷できる「カスタムメイドプラス印刷サービス」という珍しいサービスもあります。
カスタムメイドプラス印刷サービス http://www.fujitsu-webmart.com/pc/webmart/ui0180.jsp
ただし買取には次のデメリットもあります。
- 買取価格表に記載のない古いパソコンは買い取り不可(未掲載のものはリサイクルへ)
- 買取不可になった場合、そのままリサイクルに回せず手元に戻ってくる
回収・リサイクル
法律で義務づけられたメーカーリサイクルです。依頼の条件は次のとおりです。
- 富士通製のパソコンであること(必須)
- 型番と製造番号が分かること(必須)
- PCリサイクルマークが付いていれば無料、なければ有料(1台あたり数千円程度)
申込は下記から。正確な料金はメーカー公式で確認してください。
富士通パソコンリサイクル https://azby.fmworld.net/recycle/?supfrom=top_support
PCリサイクルマークは「販売時にリサイクル費用を含んでいる」ことを示すマークです。これがないと別途料金が発生します。
また配送用の伝票が届くまで1週間近くかかり、PCリサイクルマークがない場合は処分代金の支払い手続き(最長1週間ほど)も発生します。富士通自身も「急いでいる場合は早めに申し込んでください」と案内しているほどなので、急ぐなら後述のリネットジャパンのほうが早いです。
メーカーリサイクルの詳しい流れは家庭用パソコンをリサイクルに出す場合にまとめています。
事業用パソコンを富士通で処分する方法
法人で使っていた事業用パソコンの場合、処分方法は集荷によるメーカーリサイクルのみで、都度見積です。対象は富士通製ですが、法人向けIT機器全般のリサイクルにも対応していると考えられます。
申込はWebからできますが、いたずら防止のためか申込用URLはメールで別送され、最終的な申込は郵送でのやりとりになります。
事業系IT製品リサイクルサービス https://www.fujitsu.com/jp/services/infrastructure/maintenance/lcm/service-phase4/recycle/
個別見積となるため、保守などを契約している事業者向けのサービスと考えたほうがよいでしょう。事業用リサイクルの流れは事業用パソコンをリサイクルに出す場合にまとめています。
とにかく手早く処分するならリネットジャパン
メーカーリサイクルは申込から発送まで手間と時間がかかります。処分だけが目的なら、パソコンを段ボールに詰めて宅配便で送れるリネットジャパンが手早く、費用もかかりません。 国(環境省・経済産業省)認定の宅配回収サービスで、自治体とも連携しています。
主な条件は次のとおり(2026年時点)。
- パソコン本体を含めば1箱分の送料が無料
- 箱のサイズは3辺合計140cm・重量20kg以内
- パソコンと同梱すればプリンターや小型家電もまとめて回収できる
- データ消去ソフトは無料配布、業者消去は1台税込3,498円
- 壊れていてもOK
申込方法の流れはリネットジャパンでパソコン処分にまとめています。
メーカーリサイクルやリネットジャパン以外の選択肢(買取に出す、譲るなど)はパソコンの主な処分方法を挙げてみるにまとめています。
富士通製パソコンの処分方法まとめ
富士通に依頼できる処分方法を整理すると次のとおりです。
- 対象は基本的に富士通製パソコンのみ
- 家庭用:買い取り、リサイクル(マークありで無料)の2パターン
- 事業用:リサイクルのみ(集荷・都度見積)
使い分けの目安は次のようになります。
- 次も富士通製に買い替える:公式の買取サービス+FMVショップ
- 高く売りたいだけ:買取業者
- 古い機種・とにかく処分したい:リネットジャパンや粗大ごみ
具体的な申込の流れはリネットジャパンでパソコン処分を参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 富士通のメーカーリサイクルは無料?
PCリサイクルマークが付いていれば無料です。マークがない古い機種は有料(1台あたり数千円程度)になります。対象は富士通製パソコンのみで、型番と製造番号が必要です。
Q. 買取とリサイクルはどちらがいい?
値が付く機種なら買取がお得です。次も富士通製を買うなら公式の買取サービスでFMVショップのクーポンがもらえます。価格表に載らない古い機種は買取不可なので、その場合はリサイクルかリネットジャパンになります。
Q. 急いで処分したいときは?
メーカーリサイクルは伝票の到着だけで1週間近くかかります。急ぐ場合や処分だけが目的の場合は、パソコンを段ボールで送れるリネットジャパンのほうが手早く済みます。
Q. データ消去は誰が責任を持つ?
個人の場合は基本的に持ち主の責任です。自分で消すのが不安なら、リネットジャパンの有料オプション(税込3,498円/台、消去証明書あり)や無料の消去ソフトを利用できます。
各情報は記事執筆時点(2026年)の内容です。料金や手続きは変更されることがあるので、正式な処分前は富士通公式とリネットジャパン公式で最新情報を確認してください。
photo credit: MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito) Fujitsu Stadium Kawasaki. via photopin (license)