富士通製パソコンの捨て方や処分する方法をまとめてみました
パソコンを新しく買い換える際、まず悩むのは古いパソコンの処分方法じゃないかなと思います。
今はパソコンを処分する場合、法律上「処分したい人がパソコンの製造メーカーに自分で直接リサイクルを依頼する」というとても面倒なシステムになっています。
さらに家庭で使っていた場合と、法人で使っていた場合とで処分方法が異なるというややこしさ。本当に勘弁して欲しいものです。
さらにメーカーも例えば下取りサービスとか買い換え優遇サービスといった買い換えを促す様なサービスも増えています。
そこで今回はパソコンメーカーのうち、国内のシェアが高い富士通の場合はどんな方法があるのかまとめてみました。
またメーカーリサイクル以外の一般的な方法を「パソコンの主な処分方法を挙げてみる」にまとめています。
家庭で使っていたパソコンの処分を富士通に依頼する場合
処分方法は2通り
富士通が直接行っているパソコンの処分方法は
- 買い取りサービス
- 回収・リサイクル
の2通りになります。
買い取りサービス
不要なパソコンを買い取ってくれるサービスです。
富士通の窓口を通じて他社が通信買取を行う様な形になっています。
実際の買い取りは「デジタルリユース株式会社」が行っています。2001年設立で、楽天市場やヤフーショッピングで中古品の販売も行っている会社です。
デジタルリユース株式会社
https://www.digital-reuse.com/
買取が成立したらポイント等ではなく現金での買取になります。さらにオマケに公式通販サイト「FMVショップ」のクーポンがもらえます。
もし次に買う機種を富士通製と決めているならこの買取サービスを使って「FMVショップ」で買うのが一番いいのではないでしょうか。
と言うのも「FMVショップ」なら貰ったクーポンを生かせますし、さらに公式ならではのメリットがあるからです。
主な物を挙げると
- メモリやSSD増量などのカスタマイズができる
- 安価なアウトレット品が出ている事がある(結構出てる)
- 個人でも法人モデルを購入する事ができる
といった所があげられます。
特に1つ目の「カスタマイズができる」事は大きなメリットです。
このカスタマイズはメモリ増設や容量増加といった内容が主な物になります。自分で増設する事もできますし、単純に価格だけ考えれば自分でやる方が安く上がります。
ですが例えばメモリ増設するとしても、まずどの規格のメモリを買うか考えないといけません。それに増設しても上手く動かない場合もありますし、さらにパソコン自体を壊す可能性だってあります。
……いくら安いとは言え、これって面倒臭くないですか?
それがカスタマイズした場合は、希望のスペックで手元に届きます。それに動かない事も無いし、自分で作業した場合に壊す様なデメリットがないのも安心です。
実際に公式でのカスタマイズを使って分かりましたが、無茶苦茶楽ですよこれ。
また富士通の場合、ノートパソコンの天板に好きな画像を印刷してくれるという珍しいサービスがあります。こだわりの1台が作れるサービスですから、依頼者の満足度は高い様です。
カスタムメイドプラス印刷サービス
http://www.fujitsu-webmart.com/pc/webmart/ui0180.jsp
もし買い換え希望のパソコンが富士通製でしたら買い取りサービスと公式通販「FMVショップ」の利用をおすすめします。
ですが買取については以下の様なデメリットもあります。
表に買取価格の記載がない、古いパソコンは買い取り不可です。なので載っていなかったパソコンの場合はリサイクルに出すしかありません。
また買取不可になった場合、そのままリサイクルに出して貰う事はできないので手元に帰ってきます。なので改めてリサイクルに出す事になります。
回収・リサイクル
富士通にパソコンを回収・リサイクルを依頼する処分方法です。
このメーカーにリサイクルに出す方法が法律で決められた方法になります。
メーカーリサイクルに依頼する流れはちょっと長いので「家庭系パソコンをリサイクルに出す場合」に別途まとめています。
富士通へのリサイクル申込は下記のリンク先から行えます。
このメーカーリサイクルはいくつか制限があります。依頼できるのは
- 富士通製のパソコンである事(必須)
- 型番と製造番号が分かる事(必須)
と言う条件があります。メーカーも自社製品しかリサイクルする義務が無いので上の2つはある意味当然です。
またPCリサイクルマークが付いていない古いパソコンの場合は以下の税込料金が発生します。
デスクトップパソコン本体 | ノートパソコン本体 | 3,300円 |
LCD(液晶)ディスプレイ | LCD(液晶)ディスプレイ一体型パソコン | |
CRT(ブラウン管)ディスプレイ | CRT(ブラウン管)ディスプレイ一体型パソコン | 4,400円 |
デスクトップパソコン本体+LCD(液晶)ディスプレイのセット | 6,600円 | |
デスクトップパソコン本体+CRT(ブラウン管)ディスプレイのセット | 7,700円 |
PCリサイクルマークについて補足すると「販売時にリサイクル費用を含んでいる」事を示すマークです。これがないと「販売時にリサイクル費用を含んでいない」という事なので、別途料金が発生する訳です。
ただこのリサイクル、頼むと手間暇かかります。まず依頼すると配送用の伝票が手元に届くのですが、これが1週間近くかかります。さらに梱包も自分でやる必要があります。
またPCリサイクルマークが無い場合はさらに処分代金支払の手続き(最長1週間くらい)も発生する点にも注意が必要です。
また富士通自身も時間が掛かるからか「急いでいる場合は早く申し込んでください」と案内している位です。
なので正直、急ぎなら違う方法をおすすめします。
法人が使っていたパソコンの処分を富士通に依頼する場合
法人の場合は集荷のみ
法人用パソコンの場合、集荷依頼する方法での依頼のみになります。
処分方法はリサイクルのみで都度見積との事です。対象は一応は富士通製と記載していますが、法人向けIT機器全体的なリサイクルを依頼できると思います(未確認)。
依頼や見積はWebから行えますが、イタズラ防止のためか申込用URLはメールにて別送されます。また最終的な申込は郵送でのやりとりなのがちょっと手間ですね。
ちなみにサービス説明のURLはこちらです。
事業系IT製品リサイクルサービス
https://www.fujitsu.com/jp/services/infrastructure/maintenance/lcm/service-phase4/recycle/
このサービスは「個別見積となりますので、当社の担当営業までご相談ください。」となっているので保守などを契約している所向けと考えた方が良さそうです。
まとめ
改めて富士通に依頼できるパソコンの処分方法をまとめると以下になります。
- 対象は基本的に富士通製パソコンのみ
- 家庭用のパソコンは買い取り、リサイクルの2パターンある
- 法人向けのパソコンはリサイクルのみ
- PCリサイクルマークが無い場合は処分費がかかる
買い取りの価格的には他の買取業者と大差なさそうですが、公式通販サイトの割引券を貰えます。買い換え対象が富士通製パソコンなら公式買取と公式通販サイト「FMVショップ」を利用する形が良さそうです。
リサイクルを依頼する場合は処分業者に依頼する方が楽だと思います。
私がよく使っている処分業者はリネットジャパンです。無料で依頼できますし、希望日時に集荷してくれたりと使い勝手がいいんですよ。
詳細は「リネットジャパンでパソコン処分」にまとめました。
その他の主な処分方法については 「パソコンの主な処分方法を挙げてみる」 でまとめていますのでよろしければどうぞ。
何かのご参考になれば幸いです。
photo credit: MIKI Yoshihito. (#mikiyoshihito) Fujitsu Stadium Kawasaki. via photopin (license)
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