hp製パソコンの捨て方や処分する方法をまとめてみました

2019-05-07ジャンル別の処分方法,メーカー別の処分方法hp,パソコン,メーカー別,リサイクル,処分,回収,捨て方,費用

パソコンを新しく買い換える際、まず悩むのは古いパソコンの処分方法じゃないかなと思います。

今はパソコンを処分する場合、法律上「処分したい人がパソコンの製造メーカーに自分で直接リサイクルを依頼する」というとても面倒なシステムになっています。

さらに家庭で使っていた場合と、法人で使っていた場合とで処分方法が異なるというややこしさ。本当に勘弁して欲しいものです。

さらにメーカーも例えば下取りサービスとか買い換え優遇サービスといった買い換えを促す様なサービスも増えています。

そこで今回はパソコンメーカーのうち、シェアが高いhpの場合はどんな方法があるのかまとめてみました。

またメーカーリサイクル以外の一般的な方法を「パソコンの主な処分方法を挙げてみる」にまとめています。

hpに依頼できる家庭用パソコンの処分方法

依頼できる処分方法は2通り

家庭用のhp製パソコンの処分方法は

  • 下取りプログラム
  • リサイクル

のどちらかになります(下取りは以前無かったんですけどね)。

下取りプログラム

hpの公式通販サイト「HP Directplus -HP公式オンラインストア-」で提供されている方法です。

HP Directplus -HP公式オンラインストア-

hp製または他社製のパソコンを下取りしてくれるサービスですが正直使うのを考えるレベルです。

まず先にhp Directplusでパソコンを購入した1ヶ月以内に専用ページから買取申込をする、という流れになっています。

この際、ノートパソコンの場合のみhp製は+3,000円、他社製+1,000円の増額があります。さらに例えば指定の機種を新規購入すると+5,000円の増額と細かい増額指定もありました。

以下、使いにくい理由です。

まず対象モデルで一度依頼したらキャンセルできません。

壊れている場合、機種によっては拒否されます。

それに(出してるだけえらいけど)査定価格が安すぎです。

査定額はデスクトップ(i7-6700)で1,000円、ノート(i7-6500U)で5,000円という値付けでしたので、「タダでリサイクルに出すよりはマシ」というレベルなのは考慮する余地はあるでしょう。

2021/6時点でデスクトップのi7-6700はヤフオクで落札価格2万円超えますからね…。手間賃考えてもあまりにもなぁ、と思ってしまいます。

ちなみに実際に買取業務を行っているのはデジタルリユース株式会社との事です。

回収・リサイクル

hpに回収とリサイクルを依頼する方法です。一応法律で決まっている方法ですね。

リサイクルの流れは「家庭系パソコンをリサイクルに出す場合」でまとめておりますのでよろしければどうぞ。

hpへの申込はトップ画面の左下にある「製品リサイクル」のリンクからたどっていけば申し込めますが、直接申し込める様にリンクを以下に用意しています。

家庭系PCのリサイクル(個人のお客様)
https://www8.hp.com/jp/ja/hp-information/supplies-recycling/hardware.html

またこのリサイクルを依頼するには下記の条件があります。

  • hp製のパソコン(Compaq製またはDEC製も対象)である事(必須)
  • PCリサイクルマークが付いている事(任意)
  • モデル名とシリアルナンバー(任意)

この3つがそろっていれば無料でリサイクルを依頼できます。もしPCリサイクルマークの無いパソコンをリサイクルに出す場合は以下の税込料金が別途発生します。

デスクトップパソコン本体ノートパソコン本体3,300円
LCD(液晶)ディスプレイLCD(液晶)ディスプレイ一体型パソコン
CRT(ブラウン管)ディスプレイCRT(ブラウン管)ディスプレイ一体型パソコン4,400円
デスクトップパソコン本体+LCD(液晶)ディスプレイのセット6,600円
デスクトップパソコン本体+CRT(ブラウン管)ディスプレイのセット7,700円

hpもdellと同様、見てるとリサイクルを受け付けたくない印象の方が強いですね。やはり海外企業だからかな、と言う印象を受けています。

hpに依頼できる法人用パソコンの処分方法

リサイクルと買い取りの2通り

法人用パソコンの場合、リサイクルと買い取りの2通りがあります。

リサイクルの場合はhpではなく「一般社団法人 パソコン3R推進協会」へ直接依頼する形になります。

一般社団法人 パソコン3R推進協会
https://www.pc3rsupport.jp/pc3r_biz/action/top?m_cd=B17&newtab=true

これだとhpを経由する必要は全くないですね。またdellと似ていますが、hpの場合は台数制限がありません。なのでhpとしては直接的に何もしていない形ですね。

法人の買い取り

法人の場合のみ「HPデバイスリフレッシュサービス」と言う買い取りサービスが提供されています。

法人のみなので個人や個人事業主は対象外になっていますので、その点注意が必要です。

買い取りなのでhp製以外のパソコンやプリンター等も対象です。もう少し細かく見ると

  • 対象パソコンのCPUにより価格が決まる
  • 基本的に実働品である事(故障品でも状態によっては可能)
  • キャンセル時の送料は申込者が負担

という様になっています。一番のポイントはCPUが判断の対象になる事でしょうか。

ですが買い取りという形で提供されたサービスですが、査定額が付かずデータ消去等の作業費だけ発生して支払う形にもなるのがなんとも言えない気もします。

HPデバイスリフレッシュサービスの詳細については以下のリンク先でご確認ください。

HPデバイスリフレッシュサービス
http://jp.ext.hp.com/campaign/business/others/devise_refresh/

まとめ

hp製パソコンの処分方法をまとめると以下になります。

  • 基本的に処分は受け付けたくない
  • リサイクルの対象はhp製、Compac製、DEC製パソコンのみ
  • 家庭用と法人向けのパソコン両方ともリサイクルと買い取りがある
  • PCリサイクルマークが無い場合は処分費がかかる

まとめながら思いましたが、個人よりも法人を大事にしている感じです。そりゃ個人よりも法人にまとめて売った方が利益大きいでしょうし。ですけどやはりdell同様、売って終わり感は強いですね。

このメーカーにリサイクルを依頼する以外の主な処分方法については「パソコンの主な処分方法を挙げてみる」で別途まとめていますのでよろしければどうぞ。

何かのご参考になれば幸いです。

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