パソコンを買い替えで手放したいとき、燃えるごみと同じ感覚で出せないのがやっかいです。法律でメーカーリサイクルが義務づけられていて、家庭用と事業用でも申込先や費用が変わってきます。
そこで本記事ではDynabook(東芝)製パソコンの処分方法を、メーカー公式のサービスと無料宅配回収サービスの両面でまとめました。結論から言うと、次もDynabook製に買い替えるなら直販サイトの下取り、それ以外・古い機種や処分だけが目的ならリネットジャパンに段ボールで送る方法が最も手早くて費用もかかりません。
なおDynabookは元々東芝のノートパソコンのブランド名でしたが、2018年に東芝からシャープへ事業譲渡されて子会社化、2019年にDynabook株式会社となりました。東芝製パソコンも同社がリサイクルを行います。
処分の前にデータ消去はお約束
パソコン本体やハードディスク、SSDなどの記憶媒体を含む物を処分する前に、必ずデータ消去を行いましょう。
メーカーリサイクルに出すときも、処分業者に依頼するときも、中古で売るときも、自分でデータを消すのが基本です。流出した場合の責任は個人持ちになります(法人は契約に従う形)。
リネットジャパンのようにオプションでデータ消去まで任せられるサービスもあります(2026年時点で1台あたり税込3,498円)。自分で消すのが不安な場合は活用するのも手です。
家庭用パソコンをDynabookで処分する方法
Dynabookに依頼できる家庭用パソコンの処分方法は次の2つです。
- リサイクル
- 下取り(Dynabook Directでの購入限定)
順に見ていきます。
リサイクル
法律で義務づけられたメーカーリサイクルです。設立の経緯から、東芝製のパソコンもDynabook株式会社がリサイクルを行います。依頼の条件は次のとおりです。
- 東芝製またはDynabook製のパソコンであること(必須)
- 型番と製造番号が分かること(必須)
- PCリサイクルマークが付いていれば無料、なければ有料(1台あたり数千円程度)
申込は下記から。正確な料金はメーカー公式で確認してください。
家庭系(個人・家庭)使用済みパソコン 回収・リサイクル https://dynabook.com/assistpc/eco/re_home.htm
発送用の伝票が届くまで1週間近くかかり、PCリサイクルマークがない場合は手続きに最長2週間ほどかかります。急ぐなら後述のリネットジャパンのほうが早いです。メーカーリサイクルの詳しい流れは家庭用パソコンをリサイクルに出す場合にまとめています。
下取りサービス
直販サイト「Dynabook Direct」で購入した場合に限り、不要になったパソコンを下取りしてくれるサービスです。窓口を「デジタルリユース株式会社」が用意し、そこで買取を行う仕組みです。
買取対象はDynabook製に限らず他社製も対象です(Dynabook製のほうが査定額は高めです)。購入から1ヶ月以内に依頼すると、買取価格増額のキャンペーンを実施している場合があります。ただし買取価格の設定がない古い機種は買取不可で、リサイクルの依頼は受け付けていません。古いパソコンは素直にリサイクルへ出すほうがよいでしょう。
割高に思える公式通販ですが、次のようなメリットがあります。
- カスタマイズができる
- 安価なアウトレット品が出ていることがある
- 法人モデルも購入できる
メモリ増設やSSD換装は自分でもできますが手間がかかるので、最初から設定された状態で届くのはラクです。
事業用パソコンをDynabookで処分する方法
法人で使っていた事業用パソコンの場合、Dynabookに依頼できるのはリサイクルと買取です。
リサイクル(集荷のみ)
集荷による回収のみで、都度見積です。対象は東芝製またはDynabook製ですが、法人向けIT機器全般のリサイクルにも対応していると考えられます。申込はFAXのみです。
事業系(企業・法人)使用済みパソコン 回収・リサイクル https://dynabook.com/assistpc/eco/re_jigyo.htm
事業用リサイクルの流れは事業用パソコンをリサイクルに出す場合にまとめています。
買い取りサービス
法人向けの通信買取サービスです。申込のオンラインフォームに型番と製造番号を入力する必要があり、申込は10台からです。台数分の型番・製造番号を入力する手間を考えると、少数なら買取業者やリネットジャパンのほうが手早く済みます。
PC買取りサービス(不要なPCの買い取り) https://dynabook.com/solution/outsourcing/support/purchase/index.html
とにかく手早く処分するならリネットジャパン
メーカーリサイクルは発送まで時間がかかります。処分だけが目的なら、パソコンを段ボールに詰めて宅配便で送れるリネットジャパンが手早く、費用もかかりません。 国(環境省・経済産業省)認定の宅配回収サービスで、自治体とも連携しています。
主な条件は次のとおり(2026年時点)。
- パソコン本体を含めば1箱分の送料が無料
- 箱のサイズは3辺合計140cm・重量20kg以内
- パソコンと同梱すればプリンターや小型家電もまとめて回収できる
- データ消去ソフトは無料配布、業者消去は1台税込3,498円
- 壊れていてもOK
申込方法の流れはリネットジャパンでパソコン処分にまとめています。
メーカーリサイクルやリネットジャパン以外の選択肢(買取に出す、譲るなど)はパソコンの主な処分方法を挙げてみるにまとめています。
Dynabook(東芝)製パソコンの処分方法まとめ
Dynabookに依頼できる処分方法を整理すると次のとおりです。
- リサイクルの対象はDynabook製・東芝製パソコンのみ
- 家庭用:リサイクル(マークありで無料)、直販サイト購入者限定の下取りの2パターン
- 事業用:リサイクル(集荷・都度見積)と買取(10台から)の2パターン
東芝製・Dynabook製のノートは癖が少なくオーソドックスなモデルが多いのが特徴です。使い分けの目安は次のようになります。
- 発売から3年以内・きれいな状態:買取業者やDynabook Directの下取り
- 古い機種・とにかく処分したい:リネットジャパンや粗大ごみ
具体的な申込の流れはリネットジャパンでパソコン処分を参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 東芝製のパソコンはどこに出せばいい?
東芝製パソコンはDynabook株式会社がリサイクルを行います。本記事の「リサイクル」の申込ページから依頼できます。
Q. Dynabookのメーカーリサイクルは無料?
PCリサイクルマークが付いていれば無料です。マークがない古い機種は有料(1台あたり数千円程度)になります。対象は東芝製またはDynabook製パソコンで、型番と製造番号が必要です。
Q. 急いで処分したいときは?
メーカーリサイクルは発送まで1〜2週間ほどかかります。急ぐ場合や処分だけが目的の場合は、パソコンを段ボールで送れるリネットジャパンのほうが手早く済みます。
Q. データ消去は誰が責任を持つ?
個人の場合は基本的に持ち主の責任です。自分で消すのが不安なら、リネットジャパンの有料オプション(税込3,498円/台、消去証明書あり)や無料の消去ソフトを利用できます。
各情報は記事執筆時点(2026年)の内容です。料金や手続きは変更されることがあるので、正式な処分前はDynabook公式とリネットジャパン公式で最新情報を確認してください。
photo credit: Diego3336 Xbox 360 HD-DVD Player via photopin (license)