パソコンを買い替えで手放したいとき、燃えるごみと同じ感覚で出せないのがやっかいです。法律でメーカーリサイクルが義務づけられていて、家庭用と事業用でも申込先や費用が変わってきます。
そこで本記事ではApple製パソコン(MacやMacBook)の処分方法を、メーカー公式のサービスと買取・無料宅配回収サービスの両面でまとめました。結論から言うと、Macは古くても壊れていても値が付きやすいので、まず買取に出すのがお得です。値が付かない古い機種や処分だけが目的なら、リネットジャパンに段ボールで送る方法が最も手早くて費用もかかりません。
処分の前にデータ消去はお約束
パソコン本体やハードディスク、SSDなどの記憶媒体を含む物を処分する前に、必ずデータ消去を行いましょう。
メーカーリサイクルに出すときも、処分業者に依頼するときも、中古で売るときも、自分でデータを消すのが基本です。流出した場合の責任は個人持ちになります(法人は契約に従う形)。
リネットジャパンのようにオプションでデータ消去まで任せられるサービスもあります(2026年時点で1台あたり税込3,498円)。自分で消すのが不安な場合は活用するのも手です。
家庭用パソコンをAppleで処分する方法
Appleに依頼できる家庭用パソコンの処分方法は次の2つです。
- 回収・リサイクル
- 下取り(Apple Trade In)
順に見ていきます。
回収・リサイクル
法律で義務づけられたメーカーリサイクルです。依頼できるのはPCリサイクルマークの付いたパソコン本体・付属品・モニターのみで、プリンタ・スキャナ・外付ハードディスクなどの周辺機器は対象外です(不燃ごみなどで別途処分)。
Appleの場合、PCリサイクルマークは製品ではなく「PCリサイクルについて」という書類の台紙上にあります。他メーカーと違うので注意してください。
申込はリンク先のボタンから専用フォームに記入する流れです。しばらくすると配送伝票が届くので、郵便局から発送すれば完了です。
Apple - 家庭系パソコンのリサイクルお申し込み https://kc-pcrecycle-household.jp/home/jsp/pc_recycle_01.jsp
2003年10月1日より前に販売されたコンピュータ・ディスプレイにはPCリサイクルマークが付いておらず、その場合は有償(1台あたり数千円程度)になります。費用はリサイクル申込後に郵便振替・コンビニ・クレジットカード(1回払い)のいずれかで先払いします。
メーカーリサイクルは発送まで10日ほどかかり、梱包材も自分で用意する必要があります。手早く済ませたい・周辺機器も一緒に出したい場合は、後述のリネットジャパンのほうがラクです。詳しい流れは家庭用パソコンをリサイクルに出す場合にまとめています。
下取り(Apple Trade In)
新しいMac(Apple製品)を購入する際に、手持ちのMacを下取りに出すサービスです。
Apple Trade In https://www.apple.com/jp/trade-in/
支払いはAppleギフトカードか購入時の値引きで、現金ではない点に注意が必要です。下取り価格も高くなく、対象は完動品のみ(Windows機はリサイクルの無料回収のみ)です。次もAppleの公式通販でMacを買う場合に向いています。
買取に出すのがお得なことが多い
Apple製品はきれいに使っていれば、多少古くても、場合によっては壊れていても値が付きやすいのが特徴です。現金化したいなら、下取りより買取業者のほうがお得なことが多いです。
Mac専門の買取業者であれば、箱に詰めて待つだけで売れる「Macを高く売るならMac買取ネット」のようなサービスがあります。発売から年数が経っていない機種ほど高く売れます。
事業用パソコンをAppleで処分する方法
法人で使っていた事業用パソコンの場合、Appleに依頼できるのはメーカーリサイクルのみで、基本的に有料です。個人向けモデルにPCリサイクルマークが付いていても、法人で購入したものは有料になります。
家庭用と違い見積依頼からのスタートで、見積→料金の先払い→回収と進むため時間がかかります。依頼できるのはパソコン本体・付属品・モニターのみで、周辺機器は対象外です。
Apple - 事業系パソコンのリサイクルお申し込み https://kc-pcrecycle-household.jp/home/jsp/pc_recycle_01.jsp?m_cd=B01
事業用リサイクルの流れは事業用パソコンをリサイクルに出す場合にまとめています。台数が多いと処分費がかさみ、周辺機器も対象外なので、まとめて安く済ませたい場合は処分費無料のリネットジャパンも選択肢です。
とにかく手早く処分するならリネットジャパン
メーカーリサイクルは発送まで10日ほどかかり、梱包材も自前です。処分だけが目的なら、パソコンを段ボールに詰めて宅配便で送れるリネットジャパンが手早く、費用もかかりません。 国(環境省・経済産業省)認定の宅配回収サービスで、自治体とも連携しています。
主な条件は次のとおり(2026年時点)。
- パソコン本体を含めば1箱分の送料が無料
- 箱のサイズは3辺合計140cm・重量20kg以内
- パソコンと同梱すればプリンターや小型家電もまとめて回収できる
- データ消去ソフトは無料配布、業者消去は1台税込3,498円
- 壊れていてもOK
申込方法の流れはリネットジャパンでパソコン処分にまとめています。
メーカーリサイクルやリネットジャパン以外の選択肢(買取に出す、譲るなど)はパソコンの主な処分方法を挙げてみるにまとめています。
Apple製パソコンの処分方法まとめ
Appleに依頼できる処分方法を整理すると次のとおりです。
- リサイクルの対象はApple製パソコンのみ
- 家庭用:リサイクル(マークありで無料)と下取り(Apple Trade In、ギフトカードか値引き)
- 事業用:リサイクルのみ(基本有料)
Macは中古でも値が付きやすいので、使い分けの目安は次のようになります。
- きれいな状態・比較的新しい:買取業者(Mac買取ネットなど)
- 次もApple公式でMacを買う:下取り(Apple Trade In)
- 値が付かない古い機種・とにかく処分したい:リネットジャパンや粗大ごみ
具体的な申込の流れはリネットジャパンでパソコン処分を参考にしてください。
よくある質問(FAQ)
Q. AppleのメーカーリサイクルでMacは無料?
PCリサイクルマークが付いていれば無料です。マークがない古い機種(2003年10月より前の販売)は有償(1台あたり数千円程度)になります。AppleのマークはMac本体ではなく「PCリサイクルについて」の書類台紙にある点に注意してください。
Q. 下取りと買取はどちらがいい?
現金化したいなら買取がお得なことが多いです。Apple Trade Inの下取りはAppleギフトカードか値引きでの還元なので、次もApple公式でMacを買う場合に向いています。
Q. 壊れたMacでも値段が付く?
Apple製品は状態によっては壊れていても値が付くことがあります。まずMac専門の買取業者で査定を取り、値が付かなければリサイクルやリネットジャパンに回すのがオススメです。
Q. データ消去は誰が責任を持つ?
個人の場合は基本的に持ち主の責任です。自分で消すのが不安なら、リネットジャパンの有料オプション(税込3,498円/台、消去証明書あり)や無料の消去ソフトを利用できます。
各情報は記事執筆時点(2026年)の内容です。料金や手続きは変更されることがあるので、正式な処分前はApple公式とリネットジャパン公式で最新情報を確認してください。